あなたの足、大丈夫ですか?
「最近、少し歩くのがつらいな」「少し歩くと足がしびれてくる」こんな経験はありませんか?もしかしたら、それは「脊柱管狭窄症」という病気かもしれません。
脊柱管狭窄症ってどんな病気?
脊柱管狭窄症は、背骨の中を通る神経の通り道である「脊柱管」が狭くなり、神経が圧迫されることで起こる病気です。まるで、ホースの内側が狭くなって水が流れにくくなるようなイメージです。
なぜ脊柱管が狭くなるの?
- 加齢: 年齢を重ねるにつれて、背骨の骨や靭帯が変形し、脊柱管が狭くなることが一般的です。
- 椎間板の変性: 椎骨と椎骨の間にあるクッションのような役割をする椎間板が変形し、脊柱管を狭めることがあります。
- 骨の異常な成長: 骨が過剰に成長し、脊柱管を圧迫する場合もあります。
どんな症状が出る?
- 歩行困難: 少し歩くと足が重く感じたり、痛みや痺れが出て歩けなくなったりすることが特徴です。これを「間歇性跛行」といいます。
- 腰痛: 腰に鈍い痛みを感じることがあります。
- 下肢の痛みや痺れ: お尻や太もも、ふくらはぎなどに痛みや痺れを感じることがあります。
- 排尿・排便のトラブル: 重症になると、排尿や排便に困難が生じる場合もあります。
脊柱管狭窄症の原因は?
- 加齢: 加齢に伴う体の変化が主な原因です。
- 生活習慣: 長時間同じ姿勢でいる、重いものを持ち上げるなどの繰り返しの動作が、脊柱管狭窄症を悪化させる可能性があります。
- 先天的な要因: 生まれつき脊柱管が狭い場合もあります。
診断はどうするの?
医師は、あなたの症状やMRI検査などの画像診断の結果から、脊柱管狭窄症と診断します。MRI検査は、脊柱管の狭窄具合や、神経がどの程度圧迫されているかなどを詳しく調べることができます。
